公開日:2021.09.08 夫婦カウンセリング

夫がモラハラをする原因と対処法について解説

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こんにちは、夫婦カウンセラーの横島です!

夫のモラハラを受け続けると精神的に追い詰められてしまいます。

しかし、その場の苦痛から逃れるために夫の要求を受け入れてもモラハラがエスカレートするだけで、モラハラをやめる可能性は低いです。そのため、夫のモラハラを終わらせるためには、適切な対策を早急に行う必要があります

夫のモラハラは、妻のせいではなく夫本人の自信のなさや孤独感が根本的な原因となっていることが多いです。原因が精神的なものであるだけに、夫のプライドや幼少期のトラウマなどが邪魔になり改善するのに時間がかかる場合もありますが、きちんと対処できれば改善の余地はあります。

ここでは夫が妻にモラハラをする原因と対処方について解説していきます。

1.夫が妻にモラハラをする原因

夫が妻にモラハラをしてしまう原因は、幼少期の経験や本人の被害者意識などがありますが、根本的なところは自信のなさと孤独感です

自分に自信がないからこそ、対外的に妻より上に立っている様な状況をアピールし、自分の自信を保とうとします。
しかし、その一方で、妻の心が自分から離れることに対しては、常に恐怖感があり、それを解消するために抑えつけたり、洗脳・支配という形で自分に従わせようとします。

症状の度合いによってはパーソナル障害の場合もありますが、一概に病気と決めつける事は相手がより、こじらせる原因になる為、このコラムでは特筆しません。

【自信のなさによる夫のモラハラ例】

  • 妻を束縛する(社会から孤立させる)
  • 妻を貶めるような発言をする
  • 生活費を最低限しか渡さない(経済的自由を奪う)
  • 自分の間違いを認めない
  • 妻を認めない・否定的な発言
  • 妻を無視する
  • 暴言を吐く

など・・・
上記に挙げたような行動は、洗脳したり、経済的・社会的に支配して、
「妻を自分の思い通りに支配したい」「妻よりも自分が常に上に立っていたい」という心理から来ているのです。
又、夫自身が自分の悪い所から目をそむけているのも問題の一つです。

そのため、夫のモラハラをやめさせるには、夫自身が、このような思考の癖を自覚し、夫婦がお互いに改善に取り組む必要があります。
しかし、いきなり自覚を促しても反発を招くだけなので、まずは妻が、モラハラに理解を深める所から始めましょう

(1)幼少期からモラハラ行為が身近になっていた

モラハラ行為が日常的に行われていた家庭で育った場合、モラハラ行為を無意識に行っている可能性があります。モラハラ行為を通じてでしかコミュニケーションをしてこなかったため、それ以外の表現方法を知らないからです。

これは、両親との関係から分析する必要がある為、かなり根深い問題です
この場合、コミュニケーションの取り方や行動を制限しなくても夫から離れないということを理解してもらう必要もあります。夫婦間の話し合いでは解決が難しい場合には、カウンセラーを交えた話し合いをすることも検討しましょう。

(2)被害者意識を持っている

モラハラをする夫は、自分が常に我慢している立場にいて、誰も助けてくれない。と孤独を感じていることがあります。(認知の歪み)

たとえば、妻が専業主婦の場合、妻は家で家事や育児をしているが、自分だけが仕事をして辛い思いをしている。また、職場でも自分だけが大変な仕事をしているのに誰も手伝ってくれないといった不満やストレスが、モラハラにつながってしまいます。

2.夫のモラハラをやめさせる方法

夫のモラハラをやめさせるには、第一に、わがままを受け入れないことです。

夫の行き過ぎたわがままを受け入れることは、相手からの精神的暴力を受け入れているのと同じようなものです。また、夫の要求が通ると味をしめてしまい、モラハラがエスカレートするおそれもあります。

わがままを断れば、言うことを聞かせようと脅してきたり、同情心や罪悪感を煽ってきたりするかもしれませんが、できないことはできないと、はっきり意思表示する勇気が必要です。
また、妻自身も、夫が仕掛けてくる喧嘩(夫の世界観)にはまらないよう、意識することがとても重要で、
長い期間モラハラを受けていると、何がモラハラなのかがわからなくなる場合がありますので、注意が必要です

他の人から見れば無茶なお願いであっても、「夫の言うことを聞かないと捨てられてしまう」「夫は仕事で疲れているから私が癒してあげないといけない」などと知らないうちに洗脳状態にされているおそれもあります。
「私が言う事を聞けば、丸く収まる。喧嘩にならずに済む」
「子供に、親の喧嘩している姿を見せたくない」
などの思いで、夫の言葉、行動すべてに気を遣ってしまうのであれば、
当事者同士では気づけていないことがあるため、判断に困った際はカウンセラーへ相談するのがおすすめです

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(1)夫の言うことを真に受けない

夫が言ってくることは、根底に妻を支配したい、自分が上に立ちたいという思いがあるので、事実とは異なる情報である可能性が高いです

夫の話しを真に受けてしまえば、相手の思う通りにコントロールされてしまうため、少しでも違和感を覚えたり、嫌だなと思ったりしたら立ち止まり、受け流すようにしましょう。

もし、夫から言われたことが気になるようであれば、夫または夫の知り合い以外で信頼できる人に確認してもらうのがよいでしょう。

3.夫のモラハラをエスカレートさせてしまう行動

モラハラ夫に下記のような行動をとってしまうと、モラハラがエスカレートしてしまうおそれがあります。

【夫のモラハラをエスカレートさせてしまう行動】

  • 夫に言われたことに対してすぐに謝る
  • 夫のご機嫌取りをしなければならない
  • 夫から言われたことを受け入れる
  • 夫が言ったことに対して何でもYESと言う

モラハラの被害者は、「私が我慢すれば丸く収まる」という受け身な思考に陥りがちです。

モラハラ夫が要求してくることは、理屈はありそうでなかったり、怒っている理由もとってつけたようなことだったりと、基本的に理不尽です。
しかし、その場の嫌な雰囲気や夫から怒られること、反抗すると暴力を振るわれるかもしれない恐怖などから逃げたくなってしまい、その場しのぎで「わかりました」と言ってしまう傾向があります。

それが、夫のモラハラがエスカレートさせる要因となってしまうため、要求を受け入れてしまうようであれば、早めに対処することが大切です。

4.弁護士に相談したほうがいいケース

命の危険を感じるような身体的DVや、社会的・経済的DVを受けている場合は、早急に弁護士に相談してください

【弁護士に相談したほうがいい例】

  • 物を投げる
  • 大きな音を出す
  • 大声を出す
  • 叩く、殴る、蹴る、つねる、髪の毛を引っ張るなどの暴力
  • 子どもに暴力を加える/子どもを危険な目に遭わせる
  • 子どもに母親の悪口を吹き込む
  • 正座させる
  • 性行為を迫る
  • 生活費を渡さない/仕事に行かせない

弁護士に相談したことがなく、躊躇してしまいそうなときは、カウンセラーに相談してください。新小岩法律所の夫婦カウンセリングでは、弁護士と連携しているため、ご相談内容によっては弁護士と一緒に問題解決に取り組むことができます。

5.夫婦カウンセリングを受けるメリット

夫からモラハラを受けている人は、「自分が悪いのかも」「私が我慢すればいい」と洗脳状態にされている場合が多く、自分で被害者と気づいていないパターンがあります。カウンセラーの客観的な意見を聞くことで被害者であると自覚し、状況改善に向けて動きだせるようになるでしょう。

また、外面が良いモラハラ夫の場合は、世間からは「良い人」と評価されており、周囲からの理解や共感が得られないことがあります。

両親などの家族や友人に相談しても、「あなたのわがままでは?」「あんなに良い夫じゃない」などと理解を得られず、ひとりで孤独に悩んでしまうかもしれません。場合によっては、状況を上手に伝えられないと弁護士からも理解を得られないこともあります。

カウンセラーに相談すると、モラハラ事例を教えてもらったり、うまく表現できなかった思いを代弁してもらえたりするので、もやもやの原因を突き止め、解説してもらうことができます。

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