公開日:2021.05.19 夫婦カウンセリング

夫婦間の会話が無くなる原因と改善策について解説

お困りの方は、お気軽にご相談ください。

03-5879-6703
電話受付時間 9:00〜18:00

こんにちは、夫婦カウンセラーの横島です。

カウンセリングをするなかで、夫婦との会話が無いことについて相談を受けることがあります。結婚した当初はよく話をしていたのに、時が経つごとに減り、最近では必要最低限の連絡事項しか話さなくなってしまった、という人は少なくありません。

夫婦の会話が無い状態が続けば、配偶者が何を考えているか分からなくなるだけでなく、自分の気持ちも伝えられなくなります。その結果、不安やストレスを感じやすい家庭環境になるため、一刻も早く改善したいですよね。

夫婦の会話が無くなってしまった場合、まずは原因を特定することが大切です。原因に対する適切な改善策を実行することで、会話を増やせる可能性があります。

ここでは、夫婦の会話が無くなる代表的な原因と改善策について解説しています。
カウンセリングの依頼はこちら

夫婦の会話が無くなってしまう原因

夫婦の会話が無くなることには、必ず原因があります。原因がなにか分からない場合、過去の経験を振り返ることが大切です。いつから、何がきっかけで夫婦の会話が少なくなったのかを思い返してみることでヒントが見つかる可能性があります。

それでは、夫婦の会話が無くなる原因と改善策について確認してみましょう。

(1)過去の経験により会話をする気がおきない

過去に、夫婦間の話し合いから口論に発展していた経験があると、配偶者は会話を避けるようになります。口論になるくらいなら、話すのをやめてしまおうと考えるからです。

この場合、口論になった話題ついて、配偶者の意見や主張を尊重したうえで改めて話し合いを行い、問題を解決することで改善する可能性があります。口論になった原因がわからないままだと、配偶者はリスクをおそれて会話ができなくなります。

しかし、お互いの考え方の違いが分かれば、口論にならずに話し合いができるようになるため、配偶者は安心して会話ができるようになるでしょう。

(2)意見を否定されることで話す意欲を無くしている

配偶者は、夫婦の日常会話の中で、自分の意見を否定されていると感じると、話す意欲を無くしてしまうことがあります。意見の否定は、「それはダメ」「間違っている」という直接的な言葉だけではありません。決めつけや、考えの押し付け、話しを遮るという行為も配偶者の意見を否定することにつながります。

また、会話の中で「いや」「でも」「だって」などの言葉を使う頻度が多ければ、配偶者はマイナスに受け止めてしまうことがあります。

結果、配偶者は何を言っても否定されてしまうと感じてしまい、会話を避けてしまうのです。

この場合の改善策は、配偶者が話している時に否定的な言葉を使わないのはもちろんですが、「なるほど」「うんうん」など肯定的なあいづちを用いて聞いてあげることです。さらに、うなずきなどを入れることで、配偶者の自発性が促されるため、会話をしてくれる可能性が高くなります。

夫婦の話し合いであれば、言いたいことを一旦はこらえて、配偶者の思いを聞いてみることを意識しましょう。

(3)会話が無いことに違和感がない

配偶者の育った環境によっては、夫婦の会話が無い状況に何も感じていない場合があります。両親の会話が無い家庭環境で育ってきてれば、それが当たり前の状況のため、会話が無いことを意識していないからです。

そのような場合には、配偶者の趣味や興味がある話題をきっかけにして話をしてみましょう。会話を増やしてほしいと話し合いをするよりも、配偶者が話をしたくなる環境を作ってあげたほうが会話を増やせる可能性が高くなります。

(4)家庭以外のものに興味・関心が向いている

配偶者の興味や関心が家庭以外のことに向いている場合、夫婦の会話が無くなる原因になります。この場合、無理矢理話しかけても会話をすることが難しいため、改善策としては、まず家庭や家族のことに関心が向くような環境をつくることが大切です。

たとえば、家族で買い物に行く、映画を見る、ご飯を食べるなどです。子供がいる家庭であれば、子供と一緒に公園で遊ぶ、育児に協力してもらうなどがあります。

家族と一緒に過ごす時間が楽しい、良いものだと思ってもらえるようになれば、配偶者の興味や関心を家庭に向けられるでしょう。ただし、配偶者の行動に対して意見や文句など言ってしまうと、興味や関心を無くしてしまうためNGです。

配偶者が行動したことに対して、喜びや感謝を伝えること、そして、笑顔で明るく接することを心がけましょう。

(5)一人で悩みを抱え込んでいる

配偶者が何か問題を抱えていて、一人で悩んでいるときは、会話ができない状態になることがあります。悩みを外に出すことができない人は、自分の頭の中で考えを巡らせてしまうことで、精神的に追い詰められてしまい、夫婦の会話に気が回らなくなる傾向があるからです。

そのような状況で、配偶者から無理に悩みを聞き出そうと思っても、話す準備ができていない場合や、考えがまとまっていなければ難しいでしょう。

この場合の改善策は、配偶者がリラックスできる環境を用意してあげることです。カフェや、公園、温泉旅行など、落ち着ける場所に連れ出してあげることで、気持ちがほぐれて悩みを打ち明けやすくなります。

夫婦の会話を増やすためのきっかけにできること

夫婦の会話を増やしたいと思った時に、いきなり話をするのは難しいという人は、「あいさつ」から始めてみることをおすすめします。「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」など声をかけるだけで、コミュニケーションが生まれるため、まずは、小さなことから始めてみることが大切です。

夫婦の会話が全くない状態だと、いきなりあいさつをしても無視されてしまうかもしれません。しかし、それでもいいので、自分の想いが伝わればよいなという意識で、配偶者の目を見て笑顔で続けてみてください。

■軽いボディータッチも効果的

夫婦の会話を増やすためには、ボディータッチも効果的です。配偶者に触れてみるだけで、ピーンと張りつめた雰囲気がやわらぎます。緊張感のあるなかで話しかけるよりも、ボディータッチによって空気が和んだほうが、会話がしやすくなるでしょう。

ただし、いきなりのボディータッチだと配偶者も緊張したり戸惑ったりするかもしれません。その場合は、「お疲れ様!」と肩をポンッとふれてみるなど、あいさつと組み合わせて自然な流れを作ってみましょう。

行動する勇気が出ないときは夫婦カウンセリングの力を借りてみる

夫婦の会話を増やしたいけど、何をしたらいいのか分からない、話しかけても配偶者から冷たい対応をされそうで怖いという人は、夫婦カウンセリングを利用してみましょう。

夫婦カウンセリングでは、カウンセラーが夫婦関係のお話を聞き、会話が少なくなった原因と解決策を一緒に考えていきます。

夫婦関係の問題は、積み重なった問題が複雑に絡んで起こっているため、一人で抱え込んでいても解決することが困難な場合があります。しかし、カウンセラーと対話で、1つ1つの問題を紐解いていくことで、問題解決の方向性を導きだせます。

新小岩法律事務所の夫婦カウンセリングでは、初回30分の無料カウンセリングを実施中です。オンラインも対応可能ですので、ご自宅からでもご利用いただけます。

夫婦カウンセリングは、予約制となります。予約可能な時間は平日10:30~19:30となっております。土曜日も対応可能ですので、お電話またはメールでお気軽にお問合せください。

夫婦カウンセリングの詳細はこちら